Macの起動が遅い!パソコンビギナーの私が試して改善した2つの事

 

Macを使用していて、購入時当初と比較して起動までの時間やスリープからの復旧が極端に遅くなったと感じることはありませんか?私は実際に起動の遅さに煩わしさを感じ、色々試してみました。その中でも効果が抜群だった2つをピックアップしてわかりやすく説明したいと思います。(ちなみにOSはあの脆弱性を取り沙汰されたHigh Sierraです)

 

 

NVRAM/PRAMをリセットする

私の場合、この方法が一番効果が大きかったです。

 

分かりやすいように説明したいと思いますが、とりあえず改善する方法がわかればいいやという方は必要な部分だけ読んでいただければと思います。

 

NVRAM(Non-Volatile RAM)とは

直訳すると、不揮発性ランダムアクセスメモリ。電源が入っていなくても記憶したことが残しておけるメモリのことで、音量や解像度、起動ディスク、最近起きたカーネルパニック(OS内のカーネル部という重要な部分で起きた致命的なエラーで、再起動しないと対処できないような現象のこと。Windowsで言うとブルースクリーンと同じ意味合いのことをMacではカーネルパニックと言うらしいです)などが該当するようです。

 

PRAMとは(parameter RAM)

Macに内蔵された装置でコンピュータごとに設定した情報などを保存する部分だそうです。音量や解像度、起動ディスクなどのメモリなどが該当するようです。PRAMは古いMacで使われていた名称。NVRAMと同じような意味合いだと思って大丈夫そうです。

 

Macでの操作

Macの電源を入れすぐに『option』『command』『P』『R』の4つのキーを同時に押し続けます。私のMacは起動すると起動音が鳴る型なので通常起動だと1回しか鳴らない起動音が4つのキーを押し続けると2回鳴るので、2回鳴ったらキーボードから手を離しても大丈夫なタイミングでした。鳴らない型のものは20秒くらい4つのキーを押し続ければ大丈夫なようです。実際、ここに書いてある内容はAppleのサポートページにも書かれているので気になる方はご確認ください。

 

ちなみに、Windows用のキーボードを使用している方は『Windowsロゴマークボタン』『Alt』『P』『R』の4つのキーを同時押しです。また、MacWindowsを併用している方でキーボードの設定をWindowsに合わせていてどのキーが『option』『command』なのかわからなくなっちゃった、という場合、『アップルメニュー』→『システム環境設定』から『キーボード』の『キーボード』タブ内の右下にある『装飾キー』で確認もしくはデフォルトに戻すことができます。

 

セーフモードで起動してみる

 

私の場合、この方法でも起動速度に改善が見られました。

 

分かりやすいように説明したいと思いますが、とりあえず改善する方法がわかればいいやという方は必要な部分だけ読んでいただければと思います。

 

セーフモード(セーフブート)とは

 OSで不具合が起きてしまった時に最低限の機能だけを起動させて状態を見て見ましょう、といったような起動の仕方のようです。病院で行う精密検査のような感覚でしょうか。前日に食事を抜いたり検査でアクセサリーを外したりするような感覚だと私は受け取りました。

 

セーフモードで出来ること

Macではセーフモードで起動することで下記のような処理が自動で行われるようです。

  • 起動ディスクを検証し、必要に応じてディレクトリの問題の修復を試みる
  • 必要なカーネル機能拡張だけを読み込む
  • 起動項目とログイン項目が自動的に開かないよう阻止する
  • ユーザがインストールしたフォントを無効にする
  • フォントキャッシュ、カーネルキャッシュ、その他のシステムキャッシュファイルを削除する

パソコンビギナーの私には詳しく分かりませんが上記のようなことを自動的にやってくれるみたいです。

 

Macでの操作

Macの電源を入れてすぐに『Shift』Appleロゴが表示されるまで押し続けます。その後いつものようにゲージ(インジケータ)が左(ミニマム)から右(マックス)へ溜まっていきます。

 

私の場合はフリーズしたか?と思うくらい通常時より長かったです。後々確認したところセーフモードで起動するときは通常起動よりも多少長く時間がかかるようです。

 

セーフモードで起動された場合画面がチラついたりするようですが、心配はいらないようです。セーフモードで起動するとそういうことが起こることもあるようです。

 

セーフモードで起動すると画面上部に『セーフブート』と赤字で表示されるようです。

私の場合表示されなかったので、本当にセーフモードになっているか確認するために、『アップルメニュー』→『このMacについて』から『概要』タブ内の『システムレポート』を開くと大分類に『ソフトウェア』があるのでクリックすると概要が表示されます。その中の『起動モード』が『セーフモード』になって入れば大丈夫です。ちなみに通常起動の場合は『通常』と表示されています。

 

セーフモードで起動されていることが確認できたら『システムを終了』し、再度起動して見てください。起動が遅くなる原因がセーフモードを起動することで改善される部分の場合これだけで本当に改善されます。

 

最後に

上記で試したことの他に『使用していないアプリケーションの削除』『ソフトウェアを最新版にアップデート』『各種各所断捨離、ダウンロードフォルダやゴミ箱のクリーンアップ』なども実施しましたが、改善できたという実感は得られませんでした。

今回提案した2件が全てのパソコンに適用するかは分かりませんが、かなり快適な環境になりましたので実施してみる価値はあるのではないでしょうか。